クリスティーンさんを押し倒してしまう。
そして道路に寝そべる格好になったクリスティーンさんだが動きは鈍く、トラックはゆっくりとだが容赦なく、その上を通過していく。
すると運転手はこの瞬間、前輪で何かを踏んだような感覚があったのだろう。一旦停止し窓の外を確認するも、クリスティーンさんは車体下に完全に入り込んでいて、運転席からはその姿が見えないようであった。
ところがその直後、今度は後輪がうつ伏せになったクリスティーンさんの頭上を通過してトラックが上下に揺れ、中にいた2人が異常に気付いて降りてきた。
2人は応急手当をし、救急車が到着するまで現場で待機していたそうで、クリスティーンさんは近くの病院に搬送された。この事故で歯が砕け、眼窩骨折、肋骨3本の骨折、腸と靱帯の損傷などの重傷を負っており、腕と胸には砂利によってできた痛々しい傷が残ったという。
なお西オーストラリア州警察のスポークスマンは、この事故について「女性は2月10日、ショッピングセンターの酒類販売許可を受けている店内で飲酒していた。ただ午後10時頃、警備員に店から出るよう求められ、駐車場とウォルターロード西の間にある路地に入り込んだ…。トラックの所有者は女性には気付かなかった」と述べており、現在も捜査は進行中としている。
しかしながらクリスティーンさんは「自分は死んでもおかしくない状態だった。私のそばには天使がついていた」と語りつつも、その晩飲酒していたことや警察の介入があったことを否定し、「映像は1度だけ見た。でももう2度と見ることはない」と述べていた。
そしてこのニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「女性は飲酒していたか、薬物の影響下にあったに違いない。」
「意識がないわよね? あんなに大きなトラックが前進してきても全く気付かないなんて! トラックがゆっくり進み、彼女が生きていてよかったよ。」
「警察が関わったことの記憶がないくらい、酒を飲んでいたということだろう。」
「あの状態だったら、命を落としていてもおかしくないだろう。」
「まさに奇跡的。」
「4児の母でしょう。恥ずかしい限り。」
「私たちは自分の行動に責任を持たなくてはならないということだね。」
ちなみに今月2日には、ペルーの山沿いのハイウェイで落石事故が発生し、巨大な岩がトラック2台を直撃した。幸いなことに犠牲者はなく、当時の車載カメラの映像を見た人からは驚きの声があがっていた。
画像は『9 News Facebook「Mother’s miracle survivor after being run over」』『Diario El Comercio Videos YouTube「ACCIDENTE EN LA CARRETERA CENTRAL: enormes ROCAS IMPACTAN contra CAMIONES | El Comercio」』『CGTN America X「A one-year-old Chinese girl miraculously survived」』『ABC News 「3-year-old in driver’s seat of truck that fatally struck 2-year-old: Police」(Woodland Police Department)』『NewsNation Now 「Watch: New video shows Kentucky girl’s 2015 dragging by school bus」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)