このように語っている。
「このようなケースは初めて見ました。ジャネルさんは2日間で2度ビーチで日光浴をし、アスリートでありボディビルディングに関心を持ち、一日おきに25グラムのたんぱく質を摂取していました。プロテインパウダーを摂取していたことも分かり、局所的な浮腫の原因になり得る要素を除外していった結果、熱性浮腫と判断しました。」
「熱誘発による頭皮の皮膚浮腫が起こるとは予期していませんでしたし、過去の文献を探してみても同様の症例は見当たりませんでした。私たちは今回の件を国際学会で発表する予定です。」
熱性浮腫は外気温が高い場合にも発症することがあると言い、ジャネルさんが海に出ていた日はトルコ国内でも特に蒸し暑い日だったという。またジャネルさんは、血液循環を妨げるようなきつい帽子を被っていたことも明らかになっている。ジャネルさんのような浮腫に対する直接的な治療法は特にないとアブドゥラ医師は明かしており、「ジャネルさんには暑さを避けるように指示し、毎日経過観察を行っています。やるべきことは水分をたくさん摂取して暑さを避け、今回の場合には炭水化物をより多く摂取することです」と説明した。
自宅で療養しながらアブドゥラ医師の指示に従ったジャネルさんは次第に浮腫が落ち着いてきたようで、まだ顔が少し腫れているものの頭部の浮腫はほとんどみられない状態にまで回復している。
なお今回は熱が原因の浮腫だったが、過去には染髪の際にパッチテストを怠ったために重度のアレルギー反応で目も開けられない状態になった男性が話題を呼んでいた。
画像は『LADbible 2022年8月30日付「Doctors shocked after man’s head swells to double the size」(Credit: CEN)』『New York Post 2022年8月30日付「Man stuns doctors after developing swollen head after day at beach」(CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)