先月23日にトルコのビーチで日光浴を楽しんでいた男性が、異様なほど頭部が腫れ上がり病院に駆け込んだというニュースが届いた。この状態は“熱性浮腫(heat edema)”と呼ばれる症状であることが判明したが、頭部に現れるのは珍しく、驚いた医師らはこのケースを国際学会で発表する予定という。『LADbible』などが伝えている。
トルコ北西部ゾングルダクにあるビーチを訪れて数日間のバケーションを楽しんでいたジャネル・アリクさん(Caner Arik、33)は、滞在3日目の8月23日に自身に起きた異変に気がついた。鏡で自分の姿を見てみると頭部が異常なほど腫れ上がっており、顔も浮腫みで歪んでいたのだ。
ジャネルさんはすぐに近くにあった大学病院「ゾングルダク・ビュレント・エセビット大学健康応用研究センター(Zonguldak Bülent Ecevit University Health Application and Research Center)」で診察してもらうことにした。
当時のジャネルさんを正面から写した写真では頭部が不自然に腫れ上がっており、左側から見てみると額の部分が風船のように膨らんでいるのが確認できる。ジャネルさんはアレルギー検査を行ったが特に問題はなく、この結果から医師は“熱性浮腫(heat edema)”と呼ばれる症状であると判断した。
熱性浮腫は暑い場所に長時間いた際に起こる症状で、熱により血管が拡張し体液が重力によって手や足に移動することで浮腫みが発生する。加齢や疾患による血液循環機能の低下や電解質バランスが崩れた場合に起こりやすいと言われている。
同病院のアブドゥラ・ジュネイト・ホカギル医師(Dr. Abdullah Cuneyt Hocagil)は、