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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】バナナのように鮮やかな黄色いナマズ 遺伝子の突然変異が原因か(オランダ)

まるで金のように輝く黄色いナマズだったのだ。ボートの上に引き上げる前に撮影された写真には、鮮やかな色で水の中でもひと際目立っているナマズの姿が写っている。

13歳の時に釣りを始め、今では週に2~3日は釣りをしているというマーティンさんも「こんなナマズは見たことがないですね。まだこの珍しい遭遇に驚いていますよ」と話した。

このナマズはヨーロッパに生息する“ヨーロッパオオナマズ(wels catfish)”という種類で、淡水魚で最大サイズと言われている。体長3メートル、体重は150キロにまで成長することもあるそうだ。

しかし一般的な個体は、通常のナマズと変わらず黒やグレーのような暗い色をしている。科学ニュースウェブサイト『Live Science』によると、今回発見されたナマズがここまで鮮やかな黄色の体を持っているのは、白変種と呼ばれる遺伝子変異が原因だという。

白変種は突然変異により体内の色素が減少し、体毛・羽毛・皮膚などが白くなるものだ。体が白くなる症状はアルビノと呼ばれる遺伝子異常でも見られるが、これとは原因が異なる。

白変種で有名な動物としては、ホワイトタイガーやホワイトライオンなどが挙げられる。今年2月には南大西洋の島で黄色いオウサマペンギンが目撃されたが、哺乳類の他にも爬虫類、鳥類、そして今回のように魚類のなかでも確認されているという。

マーティンさんはボートの上に今回のナマズを引き上げると、一通り写真を撮って珍しいナマズとの遭遇を堪能した。一般的なナマズと比較してかなり大きなサイズではあったが「これはもっと大きくなるぞ」とマーティンさんは考え、さらに成長した黄色いナマズとの再会を祈って湖にリリースしたそうだ。

画像は『The Daily Star 2021年10月23日付「Bloke panics after catching rare bright yellow Catfish that can grow up to 400lbs」(Image: Michael McCarthy)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

湖の中で泳ぐと黄色の体がひと際目立つ(画像は『The Daily Star 2021年10月23日付「Bloke panics after catching rare bright yellow Catfish that can grow up to 400lbs」(Image: Michael McCarthy)』のスクリーンショット)

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