動物を仕留めたり怪我をさせるとトロフィー代が加算される。
同施設での最も高額なトロフィーは大きな角を持つボンゴ(大形のレイヨウ)で、35000ドル(約367万円)にもなる。このほかにもエルク(約90万円~367万円)、カンガルー(約73万円)、ホワイトバッファロー(約132万円)、シマウマ(約58万円)、バーバリーシープ(約47万円)からエミュー(約10万円)まで様々な動物がリストアップされており、最近は海外からの客も増えているという。
ブレットさんは「非難されるのは承知の上」と前置きしたうえで、SNSにトロフィーハンティングについての熱い思いをこう綴っている。
「我々が提供するのはアメリカ一の娯楽施設。トロフィーハンティングは持続可能で、私たちは野生の動物たちを広大な自然の中で繁殖させ保護している。動物園に比べて、オックス・ランチの動物たちは伸び伸びと生活しており、いかに幸せなのかがわかる。トロフィーハンティングを悪という者たちは、現状が見えていないだけだ。施設を訪れる人は確実に増えている。それだけ需要があるということだ。」
しかしながら、これには「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」のアシュリー・バーン氏(Ashley Byrne)が「トロフィーハンティングのどこが動物保護なのか。これはただのビジネスに過ぎない」と猛反発。このニュースを取り上げたメディアには怒りの声が次々とあがった。
「トロフィーハンティングは即刻、やめさせるべき。金持ちの娯楽だろう。」
「人間に餌を与えられている動物を狙って何が楽しいのか。」
「人間にハンティングをさせるために、動物を繁殖しているだけだろう。」
「家族でトロフィーハンティングはさすがに行き過ぎだろう。生きるために動物を狩るのとはわけが違う。子供たちは親の背中を見て育つ。全く理解できないね。」
「残酷すぎる。トロフィーハンティングが地域の活性化に一役買っているなんて全くの嘘。潤っているのはほんのひと握りのモンスターたちだけだ。」
画像は『Ox Hunting Ranch 2020年11月10日付Facebook、2020年12月29日付Facebook、2021年1月7日付Facebook、2020年11月13日付Facebook、2020年7月15日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)