勤務はZoomなどを使い、カニエらとコミュニケーションを取りながら行われたが、長時間労働を強いられて寝る時間も与えられず、白人の上司から日常的に差別用語で罵られたという。さらに年齢、人種、性的指向、出身国を揶揄され、中には「奴隷」と呼ばれていたメンバーもいたそうだ。
マイロ氏が未成年者のことを「学校の狙撃犯」と呼んだり、カニエも雇う際に「秘密保持契約に署名しなければクビにする」と脅したこともあったようだ。また当時、アダルト動画の会社を設立しようと動いていたカニエと妻ビアンカ・センソリさんは、未成年者がいながらもアダルト動画にアクセスできるURLを送りつけたという。
元従業員はカニエとマイロ氏を訴え、未払いの給料や超過分の労働、また精神的苦痛に対しての損害賠償の支払いなどを求めている。ちなみに、ビアンカさんは訴えられていない。
この件について、カニエは正式なコメントを発表していない。一方、すでにカニエの会社を退職しているマイロ氏は、Xでこのように綴っている。
「カニエの会社『YEEZY』で正社員で雇用してもらえなかったって不満のある、無能な黒人の開発者によってくだらない訴訟が起こされた。」
「後日、カメラの前でこの裁判書類を一文ずつ説明するよ。今までこんなに嘘が並べられた文書は見たことがない。」
マイロ氏は投稿の最後に「1円も払う気はない」と述べ、闘う姿勢を見せている。
画像2、3枚目は『nssmagazine Instagram「EXCLUSIVE: Ye and Bianca backstage yesterday at the @prototypes.ch SS25 fashion show.」』『Milo Yiannopoulos 2024年6月29日付X「Cheeto dust」』より
(TechinsightJapan編集部 Tina)