翌日に開催されるチャールズ国王の公式誕生日祝賀祭「トゥルーピング・ザ・カラー」に皇太子妃が出席すると伝えた。
皇太子妃は「私は順調に回復しています」と近況を知らせるとともに、「夏の間、いくつかの公務に参加したいと思っています。しかし同時に、私は今も完全に回復していないことを理解しています」と記していた。
翌15日には、皇太子妃がジョージ王子(10)、シャーロット王女(9)、ルイ王子(6)と馬車に乗ってパレードに参加後、バッキンガム宮殿のバルコニーに登場し、群衆に向けて笑顔で手を振った。
皇太子妃は1952年からパトロンを務めたエリザベス女王の後任として、2016年に「AELTC」のパトロンに就任して以来、毎年優勝した選手にトロフィーを贈呈している。
そのため今年も、皇太子妃が決勝戦に出席するか否かについて注目が集まっていた。
今月初め、ジェバンズ会長は英王室に対し、皇太子妃が決勝戦に出席する可能性がある場合には「可能な限り柔軟に対応する」と伝えたことを英メディア『Telegraph Sport』で報じられた。
今月6日には、皇太子妃がケンジントン宮殿の公式SNSを通し、引退前の最後のウィンブルドンとなったアンディ・マレー選手を称える声明を発表した。
キャサリン皇太子妃は幼い頃からテニスの大ファンであり、2011年にウィリアム王子(当時)と結婚して以来、ウィンブルドン選手権にはほぼ毎年訪れている。観戦を見送ったのは、長男ジョージ王子を妊娠中の2013年だけだった。
皇太子妃の実家の家族もウィンブルドンの常連で、今年の大会4日目と10日目には、皇太子妃の父マイケル・ミドルトンさんと母キャロル・ミドルトンさんが観戦に訪れた。
なお、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は13日、ケンジントン宮殿の公式SNSを通して、公務に復帰したアン王女を称えるメッセージを送った。
投稿では、障がい者乗馬協会のイベントに出席したアン王女の写真を共有し、「素晴らしい人! こんなに早く戻ってきてくれて本当に嬉しい」と記し、夫妻のイニシャルである“W”と“C”の署名を添えた。
アン王女は6月に頭部に軽傷を負い、脳しんとうを起こして救急搬送された。回復するまで入院し、王室公務はキャンセルまたは延期となっていた。
画像は『Wimbledon Instagram「A day to remember」「Carlos Alcaraz vs Novak Djokovic: The Sequel」』『The Prince and Princess of Wales Instagram』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)