「アメリカは我々からラグビーを盗みましたが、みなさんはそれを自分達のものにしたのです」とアメリカンフットボールが英国発祥のラグビーから派生したことを揶揄した。
そしてアメフトのルールが起草された時を想像しながら、冗談交じりにこう話した。
「後ろにパスする代わりに、前にパスをすればいい。なぜパッドとヘルメットを着用しないんだ? オフェンスとディフェンスがあるのは、もちろん理にかなっている。15秒ごとに一息ついてはどうだろう? 10か月のシーズンじゃなくて、18週間にしようよ。天才的じゃないか!」
そう述べると、「冗談はさておき」と冷静さを取り戻し、多くの人々に絶大な影響を与える素晴らしい選手達に向けて、「みなさんがフィールドの内外で行っていることは、本当に驚くべきことです。身のこなしや恩返しの仕方において、何百人もの人々の模範となっています」と称賛の言葉を送った。
続けて、「最高の栄誉である最後の賞は、コミュニティに貢献することがすべてです。今、敬意を表したい特別な男性がいます」と述べ、「ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー」賞にピッツバーグ・スティーラーズに所属するキャメロン・ヘイワード選手が受賞したことを発表した。
王子はステージに上がったヘイワード選手と固い握手とハグを交わすと、トロフィーを授与した。
式典では王子がアメフトに関するスピーチを述べたものの、先日対面したばかりの父チャールズ国王に言及することはなかった。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「“I cannot tell you how proud and excited I am to open @invictusorlando here in America”」』『Pittsburgh Steelers Instagram「Prince freaking Harry.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)