この病気の発生率は100万人に5人と稀であるものの、眼に発生するがんでは最も多いそうで、出産が終わるのを待って治療が始まったという。
ブリーさんは当時のことをこのように振り返った。
「がんの治療には3つの方法があったの。でも私の腫瘍はかなり大きくなっていて、ガンマナイフ(放射線)による治療か、眼球摘出の二択しかなかった。私は左目の視力をキープしたかったから、放射線治療を選んだわ。」
「その後は順調で、腫瘍はなくなったと思っていたの。でも1年後にがんが再発してしまってね。ガンマナイフは一度きりしかできず、医師には『肝臓にがんが転移する可能性がある。もし放っておけば、余命は1年』と言われ、一刻も早い眼球の摘出を迫られたわ。」
「そして2022年2月、病院で左目の摘出手術を受け、眼球は検査に回されたの。私はその日のうちに退院できたけど、再発のリスクは他の人より高いから、今も定期的にCTスキャンとMRI検査を受けているのよ。」
なおブリーさんは、「もしもう少し早く検査を受けていたら、私は左目を摘出しなくて済んだかもしれない」と定期検査の重要性を訴えており、SNSで「症状がなくても、少なくとも2年に一度は目の検査を受けて欲しい」と呼びかけている。
さらに、「私の経験を通し、目のがんについてより多くの人に知ってもらえれば嬉しく思う。そして自分と同じように眼球を失った人には、自分を受け入れ、自信を持ってもらいたい」と希望を述べた。
ブリーさんはSNSで、瞳が2つあるものや、クモの巣のデザインの義眼なども披露しており、テックインサイト編集部では、義眼の種類やコスト、定期検査の頻度、SNSへの反響などについて話をうかがうべく取材を申し込んでいる。
ちなみに昨年8月には、キラキラ光る金色の義眼を入れたイギリスの25歳の女性が話題となった。女性は生後6か月で右眼球を失い、いじめを受けたこともあったそうだが、カスタムメイドの義眼で自信を取り戻したという。
@apocalypticautopsy It's a prosthetic eye made by @Christina_Oculara the most incredible ocularist. I can't feel it when I blink, and no I can't see out of it. Check out her video to see how it was made! #eyepiercing #eye #piercedeye #whatisthat #👁️ #oneeyedgang #fakepiercing #fakeeye #prostheticeye #oneeyegang #oneeyedgang #christinaoculara #funeyefund #funeye #ocularprosthetics #omgwhatisthat ♬ Oh my god what is that – Funny memes
画像は『ApocalypticAutopsy 2023年10月26日付Instagram「It’s a prosthetic eye made by @Christina_Oculara」、2022年4月8日付Instagram「Gamma」、2023年9月15日付Instagram「No I can’t see out of it」、2023年4月27日付Instagram「This woman can take any idea you have」、2023年10月27日付Instagram「got you girl」』『The Sun 2022年7月28日付「GOLDEN EYE Barmaid swaps false eye for sparkly gold version after cruel punters’ comments」(Credit: Kennedy News)』『Hertfordshire Mercury 2022年8月30日付「Abbots Langley girl gets pink sparkly ‘superhero eye’ after retinoblastoma cancer battle」(Image: SWNS)』『网易 2022年11月29日付「北京90后女子成为义眼师:18岁因车祸失去右眼,曾是一名舞蹈演员」』『Sarah Harris 2022年6月17日付TikTok』『Metro 2020年8月9日付「Woman who gouged out her eyes on drugs has prosthetic eyeballs fitted」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)