前日の午後にフェリシアさんは実家を訪れていたが、両親がナラを庭で散歩させていた時に首輪が外れて逃げてしまったそうだ。
フェリシアさんとクリスさんは必死でナラを探したが、そのうち日が暮れてしまったため2人は自宅に戻り、ナラが自ら戻ってくることを願っていた。しかしナラは家に帰らず、約3キロ離れたジュリーさん夫婦の家に上がり込んでしまったのだ。飼い主のフェリシアさんはすぐにジュリーさん夫婦の家を訪問したが、玄関で何度もナラの名前を呼ぶも一向に姿を現す気配がなかったという。ジュリーさん夫婦は当時のことをこのように振り返った。
「フェリシアさんは寝室にいるナラに向かって何度も叫んでいました。でもナラはベッドから出てこようとしなかったんです。この気の毒な飼い主は結局、寝室まできてジミーの手を借りて強制的にナラをベッドから引きずり出さなければなりませんでした。」
ジュリーさんはナラが上がり込んでしまった理由について、午前2時過ぎ頃にジミーさんが3頭の犬を庭に出した後「ドアに鍵をかけていなかったうえにその晩は強風だったことからドアが開いてしまい、そこからナラが侵入したのだろう」と憶測している。
また夫婦が飼っている3頭の犬もいつもなら他の動物に対してよく吠えるそうだが、ナラには何の反応もせず静かだったそうだ。ジュリーさんは「犬たちは夜通しパーティーでもする約束をしていて、それを私たちに秘密にしたかったのかも」と冗談を交えて語った。
夫婦はナラが起こしたハプニングの1週間後、フェリシアさんとクリスさん、そしてナラを自宅に招いてアイスクリーム・パーティーを楽しんだという。ジュリーさんは「眠るベッドを間違えた1頭の犬が私たちを結びつけてくれました」と明かしており、今回の出会いについてナラに感謝していた。
画像は『Stoke Sentinel 2022年5月10日付「Woman wakes up to find strange dog in bed with her」(Image: Julie Thornton Johnson)』『Julie Thornton Johnson 2022年5月1日付Facebook「PUPDATE: Her name is Nala and her mom is on the way to get her.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)