モスクワの実験を自身の牛たちにも実行してみることにした。飼育する180頭の牛のうち、2頭にVRゴーグルをセットして広い草原のバーチャル映像を見せた。
10日間のテストを終えると、1日の牛乳生産量が22リットルから27リットルへ増加していたことが判明し、さらに量だけではなく牛乳の質も向上していたという。これはクラシック音楽を聞かせていた時とは比較にならないほどだといい、イゼットさんはその結果に驚愕した。
「牧草地を見せることで感情を高めることができ、ストレスが減るのです」と話すイゼットさんは、あまりに効果があったことからこのVRゴーグルを追加で10セット購入することにしたそうだ。
なおイゼットさんが参考にしたモスクワの実験では、モスクワの農家が開発者、獣医、コンサルタントと協力し、夏の草原の映像を牛に見せたと報じられている。牛は黄色や青色などの色合いしか認識することができないため、ITのスペシャリストも参加して牛の視覚に合うように色の調整が行われた。
ロシアの農業省は牛にバーチャル映像を見せることは効果的であると認めており、2019年には「環境条件は牛の健康状態に非常に大きな影響を与え、生産される牛乳の量や質にも効果がみられる」とコメントを公表している。
❝İşletmemizdeki ineklerden günlük ortalama 22 litre süt alıyoruz. Sanal gerçeklik gözlüğü taktığım 2 ineğin süt ortalaması 27 litreye kadar çıktı❞
🐮🐄 İneklere sanal gerçeklikle yeşil çayırları izleterek süt üretimini artırmayı hedefliyor https://t.co/YDI2lUmqBT pic.twitter.com/Zz5tPEVuHM
— ANADOLU AJANSI (@anadoluajansi) January 6, 2022
画像は『Daily Sabah 2022年1月6日付「Turkish farmer tries virtual reality for more cow’s milk」(AA PHOTO)』『ANADOLU AJANSI 2022年1月6日付Twitter「İşletmemizdeki ineklerden günlük ortalama 22 litre süt alıyoruz.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)