エリーさんの出産にあたって医師からこのように告げられたという。
「医師たちは最悪の事態を想定していて、まずはエリーを優先し、無事を確認できたら赤ちゃんを蘇生すると言いました。そこには5人の医師がいましたが、その全員が赤ちゃんが生き延びる可能性は低いといい、まだ小さすぎるため助かる可能性は20%と告げられました。」
そして12月30日午前1時4分、緊急帝王切開によりハンナちゃんが誕生した。
エリーさんはその時の状況をこのように明かした。
「ハンナはみんなの予想に反して、自ら呼吸して生まれてきました。すぐに新生児集中治療室(NICU)に連れて行かれましたが、蘇生の必要がなかったので希望が持てました。私たちは娘がファイターであることを知っていました。ハンナは私たちの誇りです。」
それ以降もどんどん元気になっているというハンナちゃんは、脳と心臓のスキャンでは異常が見られず、母乳を飲みながらチューブでビタミンを補給し、生まれた時よりも体重が25グラム増加したそうだ。
当面の間は病院の近くに滞在する予定というブランドンさんは、ハンナちゃんの現状についてこう語っている。
「僕たちはこの生活をとても楽しんでいます。今までで最高の出来事です。ハンナには毛布よりも軽いバブルラップ(気泡緩衝材)をかけて保温していますが、スタッフによるとよく蹴飛ばしているそうで、とても活発だそうです。もともとの出産予定日だった4月13日頃までは家に帰れないかもしれませんが、その日が来るのが待ち遠しいです。」
エリーさんによると、ハンナちゃんは体重500グラムに達すると地元のクロスハウス大学病院に転院ができるそうで、現在はそれを目標に一日一日を大切に過ごしているという。
画像は『The Sun 2022年1月7日付「OUR MIRACLE I gave birth to the UK’s smallest baby – her foot is smaller than my thumb」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)