多くの人が見上げるほど立派なクリスマスツリーの輝きを楽しんでいた。
これだけ多くの人を集めたのはクリスマスツリーが驚きの大きさであることに加え、もう1つ理由があった。インクベロウという村には街灯がほとんどなく、イギリスでも最も暗い場所の1つに挙げられるほど、明かりの少ない村と言われているからだ。
確かに点灯式の写真で家の明かり以外に照明は見当たらず、中には懐中電灯で足元を照らす人の姿もあった。しかしアヴリルさんはこの事実をポジティブに捉え「だからこそクリスマスツリーがライトアップされるのは本当に壮観ですよ」と話す。
“暗い村”だからこそ立派なクリスマスツリーが映える光景は他では見られない特別なもので、アヴリルさんはこう語っている。
「この木は私たちの生活の一部となっていて、ライトアップするのは村の伝統にもなっています。村の人々は『このライトアップがクリスマスの始まりなんだ』と言ってくれています。」
「昨年はパンデミックにより人が集まることができず、ライトアップした写真をFacebookに公開しました。今年も人が集まり過ぎないように気をつけていますが、家の前は傾斜になっているので密集しなくてもツリーを楽しむことができます。」
なお毎年ライトアップを行うことで、夫妻は募金活動を行っているそうで「今年は親しい友人が病気で亡くなったので、『Cancer Research(がん治療の研究団体)』への寄付を呼びかけました」と明かしている。
画像は『The Sun 2021年12月7日付「COME TALL YE FIRTHFUL Christmas tree planted in couple’s garden 43 years ago is now a staggering 50ft tall」(Credit: SWNS)』『Redditch Advertiser 2021年12月7日付「VIDEO: Inkberrow couple light up sky with 50ft Christmas tree」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)