米テキサス州の女性は今年9月、タンポンを8時間入れっぱなしにしたことで、細菌感染による急速な症状進行を伴う「トキシックショック症候群(TSS)」を発症した。「死を覚悟した」という女性について、米ニュースメディア『People.com』などが報じている。
9月のある日、教師として働く3児の母アシュリー・デスキアーさん(Ashley DeSkeere、43)は、ひどい悪寒と吐き気に襲われて午前3時に目が覚めた。そして午前8時に息子2人を学校に送り届けた後、30分おきに嘔吐し、つらい症状は正午まで続いたという。
アシュリーさんはその2日前、友人の結婚式に出席しており、当時は「式でウイルス性胃腸炎に感染したのかもしれない」と考えていた。ところがそれから2日後、血圧が急激に低下して呼吸が苦しくなり、テキサス州フリスコの総合病院で検査を受けた。
アシュリーさんは当時のことを「とても怖くてね。夫には『このまま死んでしまう』と話したほどよ。あれほどつらい思いをしたのは、私の人生の中では初めてだったわ」と振り返り、次のように語った。
「CTスキャンの時だった。医師は私が生理を終えたばかりであることに気づき、トキシックショック症候群(TSS)の疑いを持った。そして『タンポンを長時間使用していなかったか』と尋ねてきた。」
実はアシュリーさんは20年以上、生理の時にはタンポンだけしか使用してこなかった。たとえ夜中であっても4時間ごとに起き、