大学生活においては平凡な名前であるスティーブ「Steve」を名乗っていた。これにより不必要な注目を浴びることなく過ごすことができていたそうだ。
ウィリアム王子が大学入学時に使用したウェールズという苗字は、ウィリアム王子の父であるチャールズ皇太子が持つ、通常次期国王に託されるウェールズ公(Prince of Wales)という称号から取ったものだという。これに倣ってケンブリッジ公爵の称号を持つウィリアム王子の息子ジョージ王子には「ジョージ・アレクサンダー・ルイ・オブ・ケンブリッジ王子(Prince George Alexander Louis of Cambridge)」という正式な名前があるが、学校へは父のケンブリッジ公爵を取ってジョージ・ケンブリッジ(George Cambridge)として入学しているという。つまりウィリアム王子もジョージ王子も学校に入学する際には、父親の称号を苗字として使用しているのだ。
同様に妹のシャーロット王女はシャーロット・ケンブリッジ(Charlotte Cambridge)、そしてまだ幼い弟ルイ王子もいずれはルイ・ケンブリッジ(Louis Cambridge)となる。
ジョージ王子の進学先として現在有望視されているラドグルーブ校があるバークシャーは、ロイヤル・カウンティと呼ばれる王室とゆかりの深い地域である。女王が現在ほとんどの時間を過ごしていると言われるウィンザー城や、ジョージ王子の大叔父であるエドワード王子とソフィー妃が住まうバグショット・パーク(Bagshot Park)もこの地にある。さらにはキャサリン妃の両親であるマイケル・ミドルトン夫妻も同じくバークシャー内に居を構えているという。
ウィリアム王子夫妻がバークシャーの寄宿学校だけではなく、夫妻の居住物件を探しているのではないかとの憶測もあったが、関係者はケンブリッジ公爵夫妻がロンドンを拠点とし続けること、そしてそれはいずれウェールズ公を継承してからも引き続きその予定であることを強調している。
この世に生を受けてすぐ、両親からはジョージ王子(Prince George)の略である「PG」という可愛らしいニックネームで呼ばれていたという王子。国民に成長の姿を見せながら、父や祖父の歩んだ道を辿り、寄宿学校で学ぶことで王位継承者としての心構えを学んでいくのだろうか。
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2021年7月22日付Instagram「Turning eight(!) tomorrow」』『The Duke and Duchess of Cambridge 2019年9月5日付Twitter「The Duke and Duchess of Cambridge are very pleased to share a photograph of Prince George and Princess Charlotte at Kensington Palace this morning.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Aya Nezu)