実は10年前にも各メディアに掲載されたそうだ。ハンナさんは3月22日、当時を振り返ってInstagramに以下のように綴っていた。
「ポテトを食べるカモメの写真からはや10年。10年前にブリドリントンの港で、この貪欲なカモメの姿をiPhone 3Gでなにげなく撮影しました。」
「この写真は『BBC』のウェブサイトに掲載されたり、数々の出版物の一面を飾ったり、さらには『エジンバラ・フェスティバル・フリンジ』のパンフレットの表紙になったりと、大人気だったんです。」
するとこの投稿がGoogleの目に留まり、今回の買い取りオファーにつながったという。
当初はオファー主が不明のまま「写真を買い取らせてほしい」とのメッセージを受け取り、ハンナさんは10年以上も前の写真だったこともあり「冗談かと思った」と大変驚いたそうだ。しかし交渉を重ねるうちに相手側の真剣さを感じ、秘密保持契約を締結した。その後、クライアントがGoogleだったことが明かされたそうだ。
写真の買い取り金額は契約上公表できないそうだが、Google側はこのカモメの写真をイギリスとアイルランドの巨大看板にて30日間、オンライン上にて12か月使用できることになっている。
ハンナさんは6月6日、自身のTwitterで一連の出来事を明かし「看板で見かけたら、ぜひ連絡してね!」とフォロワーに向けて喜びつつも報告していた。
画像は『Hannah Huxford 2021年6月5日付Instagram「PROUD MOMENT」、2021年6月9日付Instagram「Joyous Day」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)