競馬場でレースを見つめるナイジェルさんや家族と思われる女性、救急隊員の姿を捉えた動画とともにクレイグさんのインタビューをSNSに投稿したところ、「なんて温かい話なんだ」「クレイグ、君は最高だよ」「レースの中だけでなく、外でも熱い」「彼こそスポーツマン」「レジェンドだね」「彼はこの業界の第一人者。レースに強いだけでなく人間としても素晴らしい」といったコメントが多数あがった。
さらに動画では、馬に乗った騎手がストレッチャーに横たわるナイジェルさんに次々と挨拶にやってくる様子も捉えられており、「ナイジェルさんは夢が叶ったね」「これは本当に嬉しかっただろうね」「男性のことを知ったら、涙なしでは見られなかった」「騎手たちを誇りに思うよ」「騎手ら全員がナイジェルさんを思って走ったに違いない」といった声も寄せられた。
『Mirror』によると、ナイジェルさんは終末期ケアを受けるために救急車で病院からアデレードにある自宅へ向かう途中だったそうで、救急隊員が「競馬を見たい」というナイジェルさんの最期の望みを叶えるために競馬場に立ち寄ったそうだ。
2006年にイギリスからオーストラリアに移住したナイジェルさんは、このレースの2日後に自宅で息を引き取っており、遺灰は後日、英ウースターシャーのモルヴァン丘陵(Malvern Hills)に移されるという。
"He's only got days to live… His last dying wish was to come to the races." ❤
This story is truly amazing. @CWilliamsJockey explains the story behind the gentleman at the 200m mark in the hospital bed. pic.twitter.com/56eL3gWitQ
— Racing.com (@Racing) May 1, 2021
画像は『Racing.com 2021年5月4日付Facebook「Dying man given final wish at the races」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)