以前にも別の場所で野生動物を救出した経験があり、電話番号を知っていたという。
近くのガソリンスタンドで待ち合わせすることになり、1時間ほどレスキュー隊の到着を待っていたナディアさんは「最初は車の中でコアラと過ごしていましたが、コアラが動き回って私が座っていた場所を奪ってしまったので、仕方なく外で待っていました。レスキュー隊が到着すると、コアラはバッグの中に入れられてケージに移されましたよ。抵抗することも無く、本当に大人しかったですね」と話している。その時に撮影された動画には、運転席からダッシュボードに移動し、動き回るコアラの姿が映っていた。
アデレード・コアラレスキューでボランティアとして活動するアン・ビッグハムさん(Ann Bigham)は「コアラはケガも無く、健康状態も良好でした。車に轢かれずに済み、本当に幸運だったと思います。救出をしてくれた人たちには感謝しています」と述べている。
その後、このコアラは高速道路から約1キロ離れた場所に放たれたそうだ。
南オーストラリア警察のダミアン・アイクナーさん(Damien Eichner)は「動物たちの安全確保も大切ですが、人々の安全はより重要なことです。高速道路のような交通量の多い場所で車を止めるのは大変危険な行為で、自身も危険にさらすことになります」とドライバー達に注意を促した。
WATCH: This is the curious koala at the centre of this morning’s peak hour chaos on the South Eastern Freeway.
The furry local sparked a multi-car pile-up before a motorist managed to scoop it up and take it to safety.
See the full story, 6.00pm on #9News pic.twitter.com/pUREXJ43Jf
— 9News Adelaide (@9NewsAdel) February 8, 2021
画像は『9News 2021年2月8日付「Koala causes peak hour chaos at Adelaide freeway」(9News)』『The Guardian 2021年2月8日付「‘Quite a calm koala’: marsupial gets behind the wheel after being rescued from Australian freeway」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)