イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】パリス・ヒルトン、公聴会で「組織的虐待のサバイバー」として全寮制学校時代を証言

高額なプログラム料を請求したり、“一流”と名のつく組織であってもそれは決して“ハイクオリティ”を約束するものでなく、「裕福であっても、その事実は虐待から身を守ってはくれない」「自分がそれを証明している」と述べ、「悪魔」「サディスティック」といった言葉で「Provo Canyon School」を形容しながら、得体の知れない錠剤を飲まされたこと、シャワーを浴びる様子を監視されていたこと、罰として洋服を剥ぎ取られたまま独房に監禁されたことなどを赤裸々に告白した。さらには「外部との接触を絶たれ、あらゆる人権を奪われた」と同校での壮絶な虐待経験を時に涙を流しながら訴えた。

このたびの法案(SB127)は青少年更生保護施設の運営をより厳しく取り締まる目的で提出されたもので、裸の所持品検査や体腔検査といった行為を禁じることを明確に掲げている。この日はパリスの他2名が同様の陳情を行い、のちに上院委員会にて満場一致で可決した。

パリスは昨年10月、同様の全寮制施設における虐待サバイバーら数百名とともに「Provo Canyon School」の廃校や法律の強化を求める集会を行っており、その際のパリスの活動に賛同したユタ州議員マイケル・マッケル氏からアプローチを受け、青少年を虐待から守る法案作りに協力していた。

パリスのInstagramにはこの日のもようを収めた動画がアップされており、その中でパリスは「Provo Canyon School」時代は「パリス」ではなく「127番」として扱われていたことなどを明かしたほか、切なる思いを次のように語っている。

「いつか私の悪夢が消えてなくなる日が訪れるかどうかは定かではありませんが、現在、何十万にものぼる子供達が同じ苦しみを味わっていることはハッキリしています。もし私が彼らの悪夢を止めることができたら、私自身の悪夢も止めることができるかもしれません。」

画像は『Paris Hilton 2021年1月16日付Instagram「Barbie Vibes」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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