さらなる真実を語った。エレンとの交際により世間から同性愛者に対する偏見を目の当たりにし、自身のキャリアが危機に晒されたアンだったが、そんな彼女を励ましサポートしてくれた俳優の存在を明かしたのだ。
「(彼がいてくれなかったら)私があの映画に出演することはなかったでしょうね。」
アンがそう語る人物は、これまで数々の映画でヒーローを演じてきたハリソン・フォードである。そして「あの映画」とは1998年に公開されたロマンチック・コメディ『6デイズ/7ナイツ』だ。『ボルケーノ』のプレミア会場にエレンを同伴したことが物議を醸し、同映画への降板が告げられたアンだったが、その翌日に共演予定だったハリソンから直々に電話があり、
「正直な話、私は君が誰と寝ようが、そんなことはどうでもいいんだ。君と僕で史上最高のロマンチック・コメディを作り上げようじゃないか。現場で会おう。」
と励まされたという。
「彼は私のヒーローなの。彼は私のために闘ってくれたわ。彼となら、いつでも、どんな無人島でも一緒に過ごせるわ。彼は本当に素晴らしい人間よ。」
アンはそう語り、ハリソンを絶賛した。
ちなみにアンは2000年にエレンと破局して以来、これまで一度も連絡を取っていないとのこと。彼女との交際により、キャリアだけでなく人生そのものも大きく狂ってしまったアンだったが、性的マイノリティの平等実現に向け、自身が世の中に少なからず影響を及ぼせたのは「エレンと恋に堕ちたおかげ」とポジティブなコメントを残している。
画像3枚目は『Anne Heche 2020年10月5日付Instagram「Stay true to who you are and never stop rising.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)