事故後の人生について次のように語った。
「昏睡状態から目覚めてからは、痛みとの闘いでつらかった。回復はゆっくりで、これまで皮膚移植など100回以上の手術に耐えてきたけど、手術はまだまだ必要よ。」
「この火傷で私の人生は変わってしまったわ。今でも毎日、ネブライザー(呼吸器系の疾患のための薬剤の吸入)、乾燥した肌を守るための加湿器やクリーム、加圧服、それに薬は欠かせない。しかも火傷で手指の7本を失い、今は2本しか動かないの。」
「それでもこの4年間で私は変わったと思う。たくさんの人に支えられてきたからこそ今の私がいるの。今の自分は以前よりずっと強く、勇敢で、自信があるわ。外見だけでなく、自分の内面を好きになることができるようになった。だからある意味、火傷に感謝しているの。今はとても幸せよ。」
なんとも逞しいアリーマさんだが、現在は大学にも通っており成績は優秀で、非常にアクティブに活動しているようだ。25万人のフォロワーがいるTikTokにはメイクアップのチュートリアル動画を多数投稿している。そして事故に負けず、笑顔で堂々とカメラに向かうアリーマさんには「インスパイアされるよ」「内面の美しさが一番大切!」「とても16歳とは思えないよ。これからも頑張って」といった応援メッセージが多数届いている。
ちなみにアタマジラミ駆除中の事故は昨年にも起きており、トルコでは「アタマジラミに効く」と信じて灯油で洗髪した16歳の少女が、ストーブに触れて大火傷を負っていた。
画像は『The Sun 2020年10月18日付「FREAK ACCIDENT Teen, 16, suffered third degree burns after lice shampoo caught fire and engulfed her in flames」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)