米カリフォルニア州在住の友人でキム・カーダシアンの異父妹ケンダル・ジェンナーとInstagramライブで交流、その際に次のように言い放ったのである。
「僕らは恵まれているよね…今、最低サイアクの状況に置かれている人達がたくさんいる。その人達は僕らを見てさ…まぁ、メチャクチャ努力したからこそ今があるわけだから、自分達が手にしたものについて罪悪感を抱く必要はないんだけれどね。」
ドヤ顔を浮かべてそのように発言するジャスティンの横で、妻ヘイリーはただ寄り添っていた。ケンダルが
「私達って、本当に恵まれてるわよね。私はいつもそう思ってる。」
と同調すると、ジャスティンは半ば自分に酔いしれながら、
「でもさ、大変な思いをしている人達がいるってことに僕らがこうして目を向けることが大切なんだと思う。」
と続けた。これにケンダルは大きくうなずき、
「そうよね」
とここでも同意していた。
この会話を聞いたユーザーらはTPOの読めない彼らに、
「少しは時と場所をわきまえてほしい」
「デリカシーの欠片もあったもんじゃない」
「たまたま運良くYouTubeで発掘されただけのくせに」
「ヘイリーとケンダルはもともと金持ちの家に生まれただけ。大きな口を叩くな」
といった怒りのツイートが続出し、中にはジャスティンの「目を向けることが大切」という発言に対して
「自分達は超リッチなセレブで、私達は貧乏人。その事実に“目を向けて”くれてありがとう」
「“目を向けて”くれたおかげで、借金は無くなったし失業者でもなくなった。心から感謝するよ」
と皮肉たっぷりのコメントを寄せる者も見受けられた。
アメリカの状況は悪化をたどる一方で現地時間10日現在、50万人以上の感染者と1万8000人を超える死者が確認されており、『The New York Times』では現在の国内失業率はおよそ13%、「世界大恐慌以来の数値」と報じている。そんな中でのジャスティン・ビーバーやケンダル・ジェンナーの「恵まれている」発言は、多くの人の気持ちを逆なでしてしまったようである。
画像は『Justin Bieber 2020年4月10日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)