手術をして治療が可能だという医師の申し出をワイアンさんは断ったのである。
「私はもう覚えていないくらい長い間、こんな状態なのです。でもなんとか生きていますし、健康でこうして働くこともできます。手術で体にメスを入れたら助からないかも知れないし、もう二度と目覚めることがないのではと思うと怖いのです。商売をするこの場所には、いつも娘が連れて来てくれます。だからこうして雑貨を売ることもできるのです。私は今のままで幸せですし、この間も見知らぬ人から寄付を貰いました。とてもありがたく思っています。」
スヌラ医師によるとワイアンさんへの手術や治療の準備はできていると言うが、死を恐れているワイアンさんを納得させることはなかなか容易ではないようだ。スヌラ医師は保健省からのアシスタントや医師をワイアンさんのもとへ派遣するように手配をしたようで、とりあえずできることをして様子を見て行くしかないと述べている。
ワイアンさんが患っているとみられる神経線維腫症は、患者によりその重症度は異なる。先進国では早い段階で手術や治療を行うことが多いという。このニュースを知った人からは「きちんと治療を受ければいいのに」「これは本当にお気の毒としかいいようがない」「自分なら一生こんな顔でいるよりも手術のリスクを受け入れるけど」「今のままで幸せだと言えるのがすごいね」「普通の顔になったら寄付とかもらえないから手術したくないんじゃないの」といった声があがっている。
画像は『Metro 2017年12月30日付「Woman with rare ‘melting face’ condition refuses surgery to fix it」(Picture: Viral Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)