ショー・ファームのゲートのセキュリティーバリアが破壊された後だった。
ウィンザー城では、ショー・ファームのゲートおよび一般市民や業者用のメインエントランスにいた武装警察官の配置が減らされ、現在は衛兵交代式の時だけ城の正面に配備されている。
地所の周囲ではパトロールが続けられているが、侵入者たちが王室の敷地内でこれほど大胆な行動を取れた理由は今も解明されていない。
テムズ・バレー警察の広報担当者は16日に声明を発表し、事件が10月13日午後11時45分に発生したことを確認するとともに、次のように述べた。
「犯人は農場の建物に侵入し、いすゞの黒いピックアップトラックと赤い四輪バイクを持ち去った後、オールド・ウィンザー/ダチェット地区に向かって逃走した。逮捕には至っておらず、現在も捜査中である。」
ある情報筋は、同メディアの取材に応じ「犯人はしばらくの間、ウィンザー城を下見していたに違いない」と述べ、こう続けた。
「彼らは侵入する前、そこに車両が保管されていることを知っており、逃げるのに最適なタイミングを知っていたはずです。」
「ウィンザー城には警報機が複数設置されていますが、侵入者の存在が発覚したのは、犯人たちがショー・ファーム・ゲート出口のセキュリティーバリアを突き破った時でした。バリアはひどく損傷されており、取り替えなければなりません。」
また情報筋は、事件現場の近くではウィリアム皇太子夫妻の3人の子どもたちが眠りについた頃だったと明かした。
「学校がある週の日曜の夜で、アデレード・コテージでは子どもたちが就寝中だったと考えられます。」
なお、ウィリアム皇太子夫妻の広報担当者は同メディアからの問い合わせに対し、コメントを拒否した。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「2023」』『The Sun 「ROYAL RAID Major Windsor Castle security scare as masked men raid estate while William, Kate and their children sleep at home」(Credit: Doug Seeburg)』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)