応援を要請することになった。要請を受け、同エリアを管轄するロス・タウンシップ警察や公共事業部、近郊のローレル・ガーデンズやバークレーヒルズの消防隊が現場に到着して、男性の救助活動に加わった。当時の様子を撮影した写真には、担架やロープを使い、5人がかりで男性を救助する場面が写っている。
無事に引き上げられた男性は、その場で応急処置を受け、緊急医療サービスを提供する外傷センターへと運ばれた。
ロス・ウェスト・ビュー救急医療サービスがFacebookに投稿した内容によると、男性が救助されるまでの間、助けを呼んだ犬はその場を離れず、心配そうに飼い主が引き上げられるのを待っていたという。そして引き上げられた後、犬は男性が治療を受けている間もそばから離れる気配を見せなかった。
飼い主を救うため、真夏の強い日差しの中を走って近所の人に危機を知らせた犬には、ご褒美としてボウルいっぱいの水とおやつが与えられた。
忠犬として見事に役割を果たした犬のストーリーが各メディアに報じられると、「犬は本当に賢いよね」「ご褒美に大きなステーキをあげて!」「なんて飼い主思いで賢い子なの」「やっぱり犬は最高の相棒だよ」などといった犬の行動を絶賛する声が多数あがっている。
ちなみに今年6月には米ユタ州で、認知症の女性が愛犬と散歩に出かけたまま行方不明になったが、愛犬は女性に寄り添い、吠え続けて居場所を知らせたことで女性の発見に繋がった。この愛犬の行動には、「やっぱり犬は素晴らしい」といった声が集まっていた。
画像は『Ross West View EMSA Facebook「Earlier this afternoon EMS crews were alerted for a man who had fallen with a hip injury.」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)