腹部に胚細胞腫瘍の一種で「奇形腫」を抱えていることが判明した。珍しい腫瘍だったため、医師が5、6人ほど診察室に入ってきて確認するほどだったという。
医師は、ルビィさんがサラさんの胎内にいる間に腫瘍が発生し、何年もかけて大きくなったのではないかと推測している。
幸いなことに良性腫瘍だったが、腫瘍が大きくなりすぎていたため、虫垂が破裂して命にかかわる可能性があった。すぐに腫瘍の摘出手術が行われたが、ルビィさんの腹部からは、新生児とほぼ同じ重さである8ポンド(約3.6キロ)の腫瘍が摘出された。
緊急手術を受けたルビィさんは、手術を終えてから12時間後には自力で歩くことができ、数日後に退院したそうだ。
当時12歳だったルビィさんだが、腹痛を訴えるまでは健康そのものだったそうで、サラさんは「長年、娘が腫瘍を抱えていたなんて信じられませんでした。兆候もなかったので、まったく気付かなかったです」と驚いている。
現在16歳になったルビィさんはすっかり回復し、元気に過ごしている。サラさんは「とても珍しい腫瘍で、私は今まで聞いたことがありませんでした。娘のお腹には大きな傷が残ってしまい、もっと早く病院に連れて行けばよかったのにと後悔しています。子どもの言うことに耳を傾け、何かおかしいと思ったら、自分の直感を信じることが本当に大切だと思います」と、他の保護者へ注意を呼びかけた。
ちなみに今年3月にはロシアで、卵巣から直径約40センチ、重さ約10キロの巨大な腫瘍が摘出され、その中には歯や骨の成分が含まれていたというケースが注目を集めていた。
画像は『The US Sun 「HORROR FIND Girl, 12, who complained ‘my tummy hurts’ has 8lb tumour filled with hair, teeth and bones removed from stomach」(Credit: SWNS)』『КОНТ 「Хирурги Склифа удалили опухоль весом 10 кг, внутри которой нашли зубы」』『New York Post 「I have a scar on my forehead from eating my stubborn twin in the womb」(TikTok / @verrilame)、「Baby born with twin inside stomach in rare occurrence」(Assuta Medical Center)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)