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writer : flynn

【海外発!Breaking News】「犬だと思っていた」近所の動物、実はライオンの赤ちゃんだった(南ア)

「掃除のために移動させる時は、2頭同時に連れていかなければならないほど仲良しです。朝はベッドの隅で寄り添い、用意した大きなクッションでも常に寄り添っています」と2頭の健康状態が良好であること、その絆がとても深いものであることを明かしている。

保護されたSPCAで過ごすナラとシンバ。2頭は仲良しで、健康状態は良好だという(『IOL 「Big cats are not pets」』より)

クワズール・ナタール州政府の野生生物保護団体「エゼムベロKZNワイルドライフ(Ezemvelo KZN Wildlife)」のムサ・ムンタンボ報道官(Musa Mntambo)がメディアに語ったところによると、今回のように庭でライオンを飼育することは1974年の自然保護条例第15号と、国家環境管理生物多様性法の「絶滅危惧種または保護種の規制」に違反するという。子供のライオンはまだ危険ではないが、こういった動物を家で飼おうとする人々は、彼らが肉食動物であることを忘れていると述べ、「問題なのは、ひとたび肉食動物が血の味を知ったら、大変なことになるかもしれないということだ」と警鐘を鳴らした。

一方、地元ラジオ局『イーストコースト・ラジオ(East Coast Radio)』は、ライオンが発見された民家に住む女性にインタビューを試みた。その女性はサビーハ・パルク(Sabeehah Paruk)と名乗り、本件で彼女の兄が逮捕されたと答えた。サビーハさんによると、ボツワナの農家から「面倒を見ることができなくなった」というライオンの子供を一時的に預かり、4週間前から1200坪以上もある広大な自宅の庭で飼っていたという。子供ライオンは、あと数日でボツワナに戻される予定だったそうだ。サビーハさんは、「娘を学校に迎えにいって家に戻ると、警察などの車両がたくさんあって驚いた」「兄は動物保護に関するライセンスを持ってはいるが、住宅街で保護することが問題だった」とコメント、警察の捜査にも協力していると主張した。

ウェストヴィル警察は国家環境管理法(National Environmental Management Act)に基づき、許可なく絶滅危惧種および保護種を飼育したとして、サビーハさんの兄を刑事告訴したという。

今回の件で「2頭が無事でよかった」「保護してくれてありがとう」など2頭が無事保護されたことに安堵する声とともに、「大切な野生動物を庭で飼うのは明らかに違法、自然に返すべき」「2頭の親はどうなったのか」「一時的に預かっているなんて信じられない。商業目的に違いない」といった怒りのコメントも多く見られた。

本件でライオンを飼育していた民家の住人はあくまで保護のために庭に置いていたと主張したが、「Four Paws」によると南アフリカでは監視も規制もされないままライオンの繁殖産業が増長し続けているという現状があり、商業目的で飼育されているライオンは推定1万頭にも上る。フリーステイト州ベツレヘム(Bethlehem)にある「ライオンズロック・ビッグ・キャット・サンクチュアリ」では、ライオンやチーター、外来種であるトラなど、繁殖産業の犠牲となった100頭以上の大型猫科動物を保護している。

画像は『IOL 「Domestic worker who spotted Westville lion cubs thought they were dogs」「Big cats are not pets」』『TimesLIVE 「Crèche children ‘terrified’ of tigers next door, but it seems no laws broken」』『New York Post 「Hilarious false alarm revealed after stray lion reported in Kenya」(Instagram/@kenyawildlifeservice)』『David De Beer Facebook「So we arrive at my Father’s house (that’s for sale) on Leadwood Estate today only to find someone has already moved in….」』より
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

南アフリカのボックスバーグにある保育園で保育士が庭で遊ぶ園児たちを見守っていたところ、その視線の先にホワイトタイガーがいた。近隣住民が2021年9月頃からペットにしたという(『TimesLIVE 「Crèche children ‘terrified’ of tigers next door, but it seems no laws broken」』より)

ケニア山国立公園近くの村で2022年5月、ライオンの目撃情報が相次ぐ。動物管理官が通報を受けて駆けつけたところ、その正体は動物ですらなかった(『New York Post 「Hilarious false alarm revealed after stray lion reported in Kenya」(Instagram/@kenyawildlifeservice)』より)

南アフリカにある野生保護区内の住宅で2021年1月、ベランダでライオンの群れが涼んでいる驚きの光景が目撃された(『David De Beer Facebook「So we arrive at my Father’s house (that’s for sale) on Leadwood Estate today only to find someone has already moved in....」』より)

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