トーマスはその後、駆けつけた警察官に後ろ手に手錠をかけられ、店外に連れ出された。
被害に遭った女性は、トーマスの異様な視線をずっと感じていたそうで、「彼の存在は不気味で不安をかきたてられた。一度は立ち上がり、移動しようとしたけど、その頃にはもう買い物に集中できなくなっていた」と当時のことを語っている。
Bさんはこの一件後、トーマスが盗撮し、逮捕される様子をSNSに投稿。ピット郡教育学区のスポークスマン、トム・マクレラン氏(Tom McClellan)は、トーマスがイースタン小学校のボランティアであることを認め、SNSやニュースメディアで動画が拡散していることに強い懸念を示した。そして「彼がボランティアとして学校に戻ることや、従業員として雇用されることは二度とない」と述べ、「全てのボランティアや学校訪問者は、性犯罪歴をデータベース化したプログラム“ラプター(Raptor)”によってスクリーニングされている」と強調した。
トーマスは同小学校だけでなく、ピット郡ウィンタービルのオープンドア教会でもボランティア活動を行っており、逮捕を受けて即刻クビになっている。
当局によると、トーマスのスマホからは今のところ子供たちの不適切な画像は見つかっておらず、スマホに保存されていた最近の写真を警察官に見せて不正行為を否認しているという。ただ今後は動画ファイル、デジタル写真、テキストメッセージなどが捜査の対象となり、削除されたデータを分析する科学捜査も行われる可能性があるようだ。
なおトーマスは15日、5千ドル(約77万円)の保釈金を支払い一度は釈放されたが、当局がターゲット店内の防犯カメラの映像を確認した結果、新たに盗撮に関する2つの重罪が科せられ、現在はジョンストン郡拘置所に拘留されている。保証保釈金は2万ドル(約308万円)に設定されているという。
ちなみにこのニュースには、「動画を撮影した女性はとても勇敢。よくやった」「背筋がゾッとする。最低だね」「この男が小学校でボランティアをしていたなんて気持ち悪い。それに子供たちが集うおもちゃ売り場で撮影なんて…」「ずっと刑務所に入っていて欲しいね」といったコメントが寄せられている。
同じような事件は昨年にも起きており、メキシコ最大の航空会社「アエロメヒコ航空(AM)」の国内線の客室乗務員の男が、航空機に搭乗中の女性のスカート内を携帯電話で撮影する姿がSNSで拡散。非難の声が殺到した。
画像は『WITN 「Target peeping suspect fired from Opendoor Church, was volunteer at Greenville elementary school」(WITN)(PCSO)』『Infobae 「Exhiben a acosador: Aeroméxico reacciona al video de sobrecargo grabando por debajo de la falda de una pasajera」』『Yahoo奇摩新聞 「竹科工程師搏命!為偷拍裙底風光 竟連2天躲汽車底盤」(圖片翻攝)』『7NEWS Australia 「Australian TikTok traveller’s creepy warning about ‘hidden cameras’ in South Korea」(Credit: South Korea National Police Agency via CNN)』『Inside Edition YouTube「Couple Catches Neighbor in Attic:‘He Was Waiting for the Creep Show’」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)