この事故で80歳の女性が死亡、1人が重傷を負って入院、4人が軽傷を負ったという。国立公園の管理者は事故後すぐ、現場にヘリコプターを手配したそうだが、亡くなった80歳の女性は怪我が致命傷になったそうだ。
報道によると、6人は全員アメリカ人で、豪華な施設で知られる「ルフパ・キャンプ(Lufupa Camp)」に滞在しており、キース氏は事故の原因について次のように説明した。
「我々のガイドは皆、非常によく訓練されていて経験も豊富である。残念なことに今回は現場の地形や草木によって、車両の行く手がふさがれてしまった。そのためガイドは危険を回避するために素早い動きが取れなかった。」
そして「事故は予期できなかった悲劇」と述べ、被害者家族に哀悼の意を表すとともにガイドと怪我をした5人のサポートを申し出た。
なおカフエ国立公園は、ザンビア最古かつ最大、世界で2番目の面積(2万2480平方キロ)を誇り、 国内に生息する動物の約80%の種が生息しているという。非営利団体「野生生物保護協会(Wildlife Conservation Society)」によると、成熟した雄ゾウは肩高約4メートル(13フィート)、体重約6350キロ(1万4000ポンド)に達することもあるそうで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「群れから離れた雄ゾウは攻撃的なことで知られている。サファリでの事故はつい最近、起きたばかり。ゾウたちは人間にウンザリしているんだよ。」
「ガイドは時に、安全を重視することを忘れ、『より良いものを見せたい』と躍起になる。これは危険なことだ。」
「本当に行く手をふさがれたのか? ガイドは車をストップさせれば、ゾウが追いかけてこないとでも思ったのでは? 経験あるガイドとは思えない。」
「悲しいことだけど、人間がゾウの縄張りに侵入するから事故は起きる。それにこの雄ゾウは、発情するマスト期に入り攻撃的になっていた。このような時期にはツアーをすべきではない。」
「ゾウをそっとしてあげて。ツアーは止めるべき。」
ちなみに雄ゾウがサファリカーを襲撃する事故は、南アフリカでも起きたばかりだった。幸いにも怪我人はなかったが、事故の動画には「車両が野生動物に近づきすぎたからだ」という非難のコメントが殺到していた。
One international client killed by elephant in Kafue National Park from lufupa Lodge during Safari. Two injured and being evacuated to Lusaka. Full details being awaited from the operator through the Senior Warden Kafue Region. Very unfortunate indeed. pic.twitter.com/4ntbyhec1G
— Gina (@ginnydmm) April 2, 2024
画像は『Metro.co.uk 「Terrifying moment elephant charges at tourists as safari truck driver suddenly stops」(Picture: X/@ginnydmm)(Picture: Facebook)』『The Sun 「JUMBO ATTACK Terrifying moment wild elephant tries to FLIP safari tourist bus in rampage lifting vehicle off ground with its trunk」(Credit: IRSA)』『The South African 「WATCH: Man FLEES car on game drive – after elephant encounter」(Photo: Twitter / Screenshot)』『The Daily Star 「Sex-crazed elephant attacks safari car and rams it off road as students run in terror」(Image: @ItsGoingViral1/Jamie Pyatt)』『Kanak News X「ଶବକୁ ଛାଡିଲାନି ଦନ୍ତାହାତୀ । ସକାଳେ ବୃଦ୍ଧାଙ୍କୁ କଚାଡି ମାରିଥିଲା, ସଞ୍ଜରେ ପୁଣି ଫେରି ଦଳିଚକଟି ଦେଲା । ଚର୍ଚ୍ଚା ସୃଷ୍ଟିକଲା ହିଂସ୍ର ହୋଇପଡିଥିବା ଦନ୍ତା ହାତୀର ସ୍ୱଭାବ ।」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)