安全上の脅威であるため世界のほとんどの国で禁止されており、メキシコでも例外ではない。無謀にレーザー光を照射することで気が散ったり、場合によっては短期的または長期的な目の損傷を引き起こすことがあり、レーザー攻撃が壊滅的な事故に繋がるケースがあるためだという。そして多くの場合、懲役刑や高額の罰金を科せられるそうだ。
イギリスでは2016年2月、ヴァージン・アトランティック航空の航空機が離陸直後、レーザー光を照射され、副操縦士が体調不良を訴えて引き返す事件が起きており、同様のケースでは現在、最高で懲役5年の刑、または無制限の罰金が科せられるという。
ただ今回のメキシコのケースでは、現地の警察が捜査を開始しているのか、それとも標的となった航空会社が苦情を申し立てているのかは不明ということだ。
ちなみに2019年には、イギリスに住む8歳男児の左目に異常が見つかり、検査の結果網膜に穴が開いていることが判明した。男児の目に穴を開けたのは、トルコのホテルで売られていたおもちゃのレーザーポインターで、のちに販売が禁止された。
Laser pointing on a flying aircraft: In what is a criminal activity,an aircraft that was flying over the area of the International Pyrotechnics Fair in Tultepec,Mexico, several people began to point green laser beams until the aircraft was illuminated in that color.
🎥ariaestef1 pic.twitter.com/I7FKGnRYIN— FL360aero (@fl360aero) March 20, 2024
画像は『ariaestef TikTok「#tultepec #feriainternacionaldelapirotecnia」』『Combat learjet Instagram「It sounds like it hit metal!」』『Gayle Kelly Hole Facebook「So I’m in utter shock but I’m writing this to raise awareness to all parents.」』『Bradford Telegraph & Argus 「Man jailed for shining laser on police helicopter he thought was UFO」』『CBS News 「Laser pointer burns hole in young boy’s eye」(NEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINE)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)