アシュワス君は最終的に12位だった。優勝はできなかったものの、チェスの強さを示す“レーティング”の点数を大きく伸ばし、この若さでの大健闘に多くの期待の声が寄せられている。
アシュワス君の父親スリイラム・カウシィクさん(Sriram Kaushik)によると、アシュワス君は4歳でチェスを始めたそうだ。スリイラムさんもアシュワス君の母親もチェスの経験がなかったため、アシュワス君はオンラインでチェスを学ぶことができる子供向けサイト「ChessKid.com」でルールを学び、祖父母と遊びながら対戦方法を覚えていった。
一日に7時間、毎日チェスの問題を解き続けているアシュワス君は、見た物を写真のように正確に記憶することができるそうで、その能力がチェスの強さに役立っているのだろうと、スリイラムさんは考えている。
現在では頭脳を使う競技を「マインドスポーツ」と呼ぶが、チェスはマインドスポーツで最も競技人口が多いという。スリイラムさんは、「うちはスポーツをするような家系ではなかったので、夢のようで驚いています。日々どんどん上達する息子を見て、彼が進むべき一番良い道を探すのに右往左往することもあります」と、アシュワス君の活躍に自身が感じている喜びと驚きについて話している。
8歳にして素晴らしいチェスのセンスを持つアシュワス君は現在、複数のコーチのもとで練習を積んでおり、そのうちの1人はシンガポール・チェス連盟のCEOでグランドマスターでもあるケビン・ゴー・ウェイ・ミンさん(Kevin Goh Wei Ming)だ。ケビンさんは、「アシュワス君の戦術は非常に鋭く、これまでの多くの練習が成したものでしょう。私たちはアシュワス君の戦術理解を深めようと取り組んでいます」と語る。
また、アシュワス君はグランドマスターのトーマス・ルーサーさん(Thomas Luther)とアンドレイ・クヴォンさん(Andrey Kvon)がコーチを務める、14歳以下が所属できるチームにも所属しており、さらにその腕を磨いているそうだ。
画像は『CNN 「8-year-old prodigy Ashwath Kaushik makes history after beating chess grandmaster」(Carleton Lim/Singapore Chess Federation)』『WCNC 「Salisbury 12-year-old set to graduate college with a 4.0 GPA」』『「נינג’ה ישראל」 Instagram「שניאור שמח בן」』『Inside Edition 「7-Year-Old Climbs Mt. Kilimanjaro to Be Closer to Late Dad, Breaks Record」』『Mirror 「Parents stunned as baby stands at 8 weeks ‘after watching strongman clips on YouTube’」(Image: Emily Derrick / SWNS.COM)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)