「2か月間、ファストフード店で週に20時間働くことに同意すれば、服役期間を60日に減らします」とローズマリーに提案した。このユニークな提案に同意したローズマリーは、どのファストフード店で働くかは明らかにされていないが、これからどこかの店舗で2か月間働くことになる。
ティモシー裁判官は、「『納税者たちが90日間服役する彼女の食費などを支払うよりも、ローズマリーに共感力を学ぶ機会を与えるほうがいい』と思いました。この判断が、他の人々にこの種の行動を思いとどまらせる抑止力になることを願っています」と説明した。
今回の件がトラウマとなり、仕事を辞めることになってしまったエミリーさんは、ティモシー裁判官の判決に賛成しており、「これは生ぬるい罰ではないと思います」とコメントした。
ローズマリーに被害者の立場から社会を見る機会を与え、それと同時に納税者の負担を減らすことを意図した裁判官の判断に、ネットユーザーからは「クリエイティブで最高な判決だと思う」「世の中の人全員が、一度はファストフード店で働くべきだと思う。店員への感謝の気持ちが生まれるよ」「こんな裁判官がもっと増えてほしい」など、エミリーさんと同様に賛同の声が多く寄せられた。
なお、テックインサイト編集部ではエミリーさんに、ティモシー裁判官の型破りな提案に賛成した理由などをうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみに判決後、チポトレの広報担当者は米ニュースメディア『New York Post』の取材に応じ、「従業員の健康と安全は私たちの最優先事項であり、従業員にふさわしい敬意を持って扱わない人に正義が下されたことを嬉しく思います」と語っている。
画像は『New York Post 2023年12月6日付「Woman who threw burrito bowl at a Chipotle worker is sentenced to work at fast-food restaurant」(Emily Russell / Facebook)』『9News 2023年6月6日付「Why driver was fined almost $200,000 for Finland speeding offence」(Instagram)』『America Domani 2023年4月24日付「Keep Moving: Italian Riviera Hot Spot Imposes a Selfie Ban」』『Mirror 2020年11月9日付「Police officers punish teens by shaving off their eyebrows after parking fee scam」(Image: ViralPress)』『L’Union 2022年5月23日付「Italie : un habitant de Florence estime que son café est ≪trop cher≫ et appelle la police」(Crédit photo : image d’illustration)』『Stoke Sentinel 2022年4月23日付「‘Are you having a laugh’ – Police slammed after seizing quad bike from child, 2」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)