2人の共犯者として同僚のエリザベス・フスター(Elizabeth Fuster、22)を逮捕し、3人が日常的に窃盗を行っていたことを明かしていた。
当局によると、ゴンザレスとフスターは「一日平均1000ドル(約14万6500円)を盗んでいた」と供述し、窃盗の常習犯であったことを認めたそうで、8月にはフスターの起訴が取り消しとなった。またゴンザレスにおいては、起訴猶予合意(DPA)により、フロリダ州が決めた25時間の社会奉仕活動、被害者2人への700ドル(約10万2500円)の支払い、空港警備員としての資格放棄などが命じられ、これらの条件を遵守すれば不起訴が確定するという。
一方でウィリアムズは、第三級重罪にあたる窃盗罪の容疑を否認しているほか、ゴンザレスと同様のプログラムへの参加を拒否しており、10月に裁判が予定されている。
今回のニュースには「これはひどい」「衝撃的。あり得ないわ」といった声のほか、次のようなコメントが寄せられた。
「一日に1000ドルも盗んでおいて、懲役刑にもならないなんて!」
「女性が不起訴になったのは、これまでしてきたことを全部話したからだろう。それにしても罪が軽すぎる。」
「証拠映像があるのに否認ってどうかしているよ。」
「もう驚かなくなった。これだから飛行機は使わない。」
「TSAは信用できないね。」
「安い人材を使っているんだろうね。」
「またか…という感じだよ。うんざりだ。」
「これだから私は、財布から現金を抜いてポケットに入れている。」
「私は荷物からは目を離さないようにしているよ。」
「旅行する時は大金を持たないことだね。」
なおテックインサイト編集部では、マイアミ・デイド郡の州検察局に起訴猶予合意の判断基準などについて話をうかがうべく取材を申し込んだが、現時点で回答は得られていない。
ちなみに空港で働くスタッフに非難の声が殺到したのは、今回ばかりではない。昨年12月にはオーストラリアのメルボルン空港で、荷物係が乗客のスーツケースなどを乱暴に扱う動画が拡散し、「即解雇すべき」「酷すぎる」といった声があがっていた。
画像は『Daily Express 2023年9月14日付「Footage released after Miami Airport security officers accused of stealing from luggage」(Image: Miami-Dade County)(Image: Miamia-Dade Corrections)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)