動画を目にした人たちからはこのような声があがった。
「大地に与えてもらい、大地に還る。それが生命のサイクルというものだ。」
「うちのママは『ママが死んだ後もママのチェリーパイが食べられるように桜の木の下に埋葬して』って言ってたっけな。」
「私はこれを支持するわ。私の時もこれで見送ってほしい。うちの主人は反対みたいだけど私にとって重要なことなの。」
アメリカでは、テラメーションで遺体を堆肥化する葬儀を、「グリーン葬(green funeral)」と呼んでいるらしく、動画を見た多くの人がこのグリーン葬を支持しているようだ。ところが一部の人からは「訳がわからない」「植物の餌食になれってこと?」といった疑問を呈する声も見られた。
同社の最高執行責任者(COO)のブリエナ・スミス氏(Brienna Smith)は、火葬と土葬はどちらも多大な資源を使うと主張しており、アメリカの火葬だけでも毎年25万トンの二酸化炭素(CO2)が大気中に排出されているそうだ。また同氏によると、遺体と共に容器の中に入れる材料は、アルファルファ、藁、おがくずなどを混合したものという。そして今回メディアのインタビューに応じ次のように語っている。
「60~90日間かけて、(遺体の入った)容器の中の酸素、温度、水分量を常に監視しています。常時監視して、必要に応じ、調整することによって問題なくテラメーションを実行することができるのです。」
「そして遺族にとって大切な遺体が骨まで全て分解されたのち、その堆肥は家族の元へと送られ、彼らが適切だと思う用途に使うことができるのです。」
現在、同社のグリーン葬にかかる費用は4950ドル(約65万6000円)からで、米国内の50の州とカナダでサービスを提供しているとのことだ。
@returnhomenor At return homes human composting facility unique goodbyes are common. #terramation #humancomposting #cremation #funeral #sustainable #deathcare #composting #grief ♬ American Beauty – Thomas Newman
画像は『Return Home Terramation 2023年1月27日付TikTok「At return homes human composting facility unique goodbyes are common.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)