反論などはしなかったという。ブルックはそんな母親の態度について「その理由が分からないわ」と語った。
するとローワンさんが『プリティ・ベビー』を「絶対に観ない!」と言い、「これは児童ポルノだわ!」と叫んだ。そして母親のブルックに「ママなら、11歳の私達にこんなことをさせるかしら?」と尋ねたのだ。この時ブルックは、娘達に対して「ノーよ!」と感極まった様子で答えている。
そんなブルックが英誌『Sunday Times Magazine』のインタビューに応じ、ドキュメンタリーの中で娘達と交わした会話に対する思いを語った。
ブルックは年上男性とのキスシーンを演じる前、10歳の頃に男性向け雑誌『プレイボーイ』の撮影で服を脱ぐように強要されたこともある。しかし彼女は、なぜ母親テリさんが幼い娘にこのような仕事をさせたのかといまだに苦悩しているそうだ。
「私にとって、娘達に私の母を正当化しないことはとても辛かった。でも彼女達に聞かれた時、『なんてこと。私はこれを認めなければならない』と思ったわ。」
「つまり、『当時は、ああいう時代だった』とか『あれは芸術だった』と言うこともできたのよ。だけど、なぜ母が(あのような仕事をさせても)大丈夫と思ったのかは、分からない。理解できないの。」
ブルックの母親テリさんはステージママとして知られていたが、アルコール依存症を患い、2012年に他界した。テリさんにとって一人娘だったブルックは、健康状態が不安定な母親に対して責めることができなかったという。
ドキュメンタリー『Pretty Baby: Brooke Shields』は2部構成で配信される予定で、故マイケル・ジャクソンとの友情などブルックのこれまでの人生を振り返る内容だ。
画像2、3枚目は『Brooke Shields 2023年3月26日付Instagram「Happy Sunday」、2022年12月11日付Instagram「Got to be a cool mom last night.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)