10分後には両親が到着した。しかしルーシーさんは恐怖とショックで、両親の姿を見てから病院のベッドで目覚めた午後1時頃までの記憶が全くないそうで、「初めて自分の子を胸に抱いた時はしっくりとこなくて不思議な感じがしたわ」と振り返る。
ルーシーさんは後に、父から「キッチンは壁もドアも冷蔵庫も血だらけで、まるで殺人現場のようだった」と聞かされたそうで、その理由についてこの述べた。
「実は出産後、電話を取りにキッチンに行ったの。でもトイレからキッチンに向かう途中でへその緒が切れてしまって、血が飛び散ったのよ。両親は当初、私が流産したと思ったようで、まさか3175グラム(7ポンド)の赤ちゃんがキッチンの流しにいるなんて思いもしなかったそうよ。」
実はルーシーさん。ルビーちゃんをトイレで出産する10日前まではパブのマネージャーとして週に70時間は働いていたそうで、その後は1週間の客室業務員の訓練を受けたという。またクリスマスの後には服のサイズが一つ上がったもののすぐに元に戻ったそうで、「食欲が旺盛だったから」と、特に気にしなかったという。
ルーシーさんは出産前の生活についてこのように述べている。
「当時は妊娠しているなんて全く思っていなかったから、月に2、3回は飲みに出かけていたし、飲みに行くと煙草を吸うこともあったわね。パーティや祭り、競馬にも行ったし、妊娠中はたぶん10~15回くらいナイトクラブで遊んでいたわ。出産前の週末にも地元のナイトクラブに行ったの。それにジムには出産の2、3週間前まで通い、スクワットや腹筋、腕立て伏せやウエイトトレーニング、自転車にも挑戦していたわ。」
こうして誕生したルビーちゃんは現在生後4か月になり、ルーシーさんは「今でも信じられない気持ちでいっぱいなの」と語るも、ルビーちゃんが可愛くてたまらず、母親業を楽しんでいるという。
ちなみにルーシーさんには「トイレで3キロ以上の赤ちゃんを産んでも痛みを感じないなんてあり得るの?」「本当に妊娠に気が付かない人っているのね」「妊娠中の酒、煙草の影響が赤ちゃんに出ないといいけど」「父親については一切触れていないけど、まだ22歳でしょう? 将来の計画は立てているの?」「信じられない」「とにかく子育てを楽しんで!」といったコメントが寄せられている。
画像は『New York Post 2022年7月20日付「I saw feet in the toilet ― and realized I gave birth to a surprise baby」(Kennedy News and Media)』『The Mirror 2022年7月20日付「Woman with ‘tummy ache’ only discovers she’d given birth after seeing two feet in toilet」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)