「家の中で人が吊るされている」と事件性を感じた近隣住民から複数の通報があったことを明かしたのだ。男性は「中を確認させて欲しい」という警察官らを部屋の中に招き入れた。
「部屋の電気をつけると、警察官たちはすぐに通報の原因がアイアンマンのフィギュアだってことに気がついたよ。それから『ワオ!』『かっこいいね』と口にし、その次はセルフィーを撮りたいなんて話していました」と男性は明かしている。
アイアンマンのフィギュアを見てすぐに状況を理解した警察官たちは、男性に「通報がひっきりなしにくるから、場所を変える必要がありますね」と話したが、男性は「重すぎるからそれは無理だよ」と返答したという。
最終的にどのように対応したのかは分かっていないが、当時の様子を捉えた動画の最後には、警察官が携帯でアイアンマンのフィギュアと自撮りをしている姿がしっかりと映っていた。
今回は笑い話で済んだものの、男性は「今となってはシュールな話ですが、当時は本当に怖かったですよ」とコメントしている。
特注だというこの等身大フィギュアは9フィート(約2.7メートル)もあり、天井に届くほどだという。目や胸、腕が光る仕様になっており「かっこいいからマンションの目玉にしたかったんだ」と男性は窓際に飾っていた理由を明かす。
男性が住むこのマンションは南と東に計2棟のマンションがあり、南側は65階建て、東側は51階建てになっている。実際に住んでいる階は明かされていないが、このフィギュアを目玉にしたいというほどなので、地上からも見える低層階に住んでいるのかもしれない。
なお過去にも「水辺に遺体がある」と通報を受けた警察官が確認すると、マネキンだったというケースが発生していた。マネキンや等身大フィギュアを扱うときには、他人からどう見えるのかしっかり考えて飾ったり廃棄する必要があるようだ。
画像は『Manchester Evening News 2021年10月20日付「Homeowner stunned as life-sized Iron Man model sparks major emergency services response」(Image: MEN)(Image: BBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)