アランさんは地面を這うようにして巣に近づいた。その場にあった岩を避けながらの捕獲作業となり、全てのヘビを捕まえるまでに3時間45分もかかったそうだ。
非常に大きなガラガラヘビの巣を見つけたアランさんは、「興奮したよ」と当時の心境を語っている。
「家の下に入って行くと収納があって、それが狭い場所に繋がっていたのでそこから這って進むと、ガラガラヘビの臭いがしたね。それは彼らの糞の臭いなんだ。さらに進んで行くと、ポップコーンを嗅いだ時のように『おお!』と感じて。『これは特別な何かがあるぞ』と思って期待していると、その期待が現実になったんだ。」
「32年間この仕事をしていて、家の下にヘビがいるという通報は多いけど、複数いたとしてもせいぜい4~5匹程度だね。住宅地でこれほど大きな巣穴は見たことがないよ。」
アランさんはかなりのヘビ好きだと感じ取れるコメントをしており、珍しい今回の発見に喜んでいる様子だ。これだけたくさんのガラガラヘビが集まっていたのは、この家の下がヘビたちにとって好立地だったことが原因だとアランさんは推測している。
「この家は岩場の上に建てられていて。基盤の部分から屋外にアクセスできるようになっており、ヘビが好む環境になっていたんだ。」
アランさんは普段の救助活動でも捕まえたヘビたちを駆除することはせず、人のいない場所に放つという。時には害虫駆除のために所有地に放って欲しいという依頼も受けるそうだ。
これだけ大量のヘビが真下に棲んでいたことを考えるだけでゾッとしてしまうが、家主の女性は「これまでずっとネズミがいない理由がようやく分かったわ」と怖がらず、比較的冷静に事実を受け止めていたという。
なおウルフさんは今月中にもう一度この家を訪れてガラガラヘビがいないかどうか確認し、来春にも訪れて定期的なチェックを行うそうだ。
画像は『SFGATE 2021年10月13日付「Meet the man who pulled nearly 100 snakes from under an SF Bay Area home」(Al Wolf)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)