自分の投稿に非難の声が集まるとは想像もしていなかったようだ。またハメドさんは「自分たちの置かれた状況をもう少し詳しく伝えることによって、非難の声がおさまるだろう」とも話しており、英メディア『The Independent』のインタビューでこのように語った。
「あの投稿の目的は不平や批判などではありませんでした。私はただアフガニスタン難民が望んでもいない状況に置かれている現状を伝えたかっただけなのです。カブールでは私は素晴らしい仕事もしていたし家族もいて真っ当な暮らしをしていました。もう少し詳しい説明を加えたかったのですが、Twitterには文字制限があるので…ようはこれが難民の生活だと伝えたかったのです。私たちは忍耐強くなければなりません。」
ハメドさんはかつてジャーナリストとして国外のNGO(非政府組織)と協力し、アフガニスタンの現状をSNSを通じて伝えてきたという。また彼の兄弟は2か月前にタリバンとの戦闘の際に亡くなり、姉妹は新型コロナウイルスによって亡くなっている。もう一人の姉妹は妊娠中とのことだが、彼女は警察官だったためタリバンに追われる身となり現在は身を隠しているそうだ。
米テレビ局『CBS』が8月27日に報じたところによると、国外に脱出したアフガニスタン人のうち推定3万人が米軍施設内で避難生活を送っているとのことだ。
画像は『Hamed Ahmadi 2021年9月2日付「Not complaining but this is what I got last night for dinner and the next meal is 12 hours later.」』『New York Post 2021年9月4日付「Afghan refugee trolled after sharing photo of food rations at Fort Bliss」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)