子犬の置かれたあまりの惨状に「靴より小さいサイズの子犬がどれほどお腹を空かせていたのか、とても言葉にはできません。この子犬は酷い人間によって、ゴミ捨て場に文字通り捨てられてしまったのです」とひどく心を痛めたという。
ゴランさんは持ち歩いていたドッグフードを子犬に与えると、よほどお腹を空かせていたようでむさぼるように食べ始めた。そしてゴランさんが子犬を“スメステン(Smesten)”と名付けて動物病院に連れて行くと、幸いにも空腹なだけで健康上に問題はなかった。
自宅に連れて帰ると、スメステンはゴランさんの優しさに触れて安心したのか、お腹を見せて眠りについている。スメステンは他の保護動物たちと一緒によく遊び、よく眠ったことで見違えるほど健康的に育った。
そして発見から約半年が経過した頃、どうしてもスメステンを引き取りたいと1人の女性から申し出があったという。空腹に耐え、靴を寝床にして必死に生にしがみついたスメステンは新しい家族と出会い、幸せな生活を掴み取ることができたのだ。
スメステンの話題が多くのメディアに取り上げられると、「何の罪もない動物にこんな酷いことができる人がいるのか」「子犬が死んでしまうかもしれないのに、捨てる人がいるなんて反吐が出る」とスメステンの置かれていた状況に衝撃を受ける声が寄せられた。
それと同時に「子犬を救ってくれてありがとう!」「素晴らしい心を持った人だ」「あなたのような人がもっと必要だよ」とゴランさんの活動に称賛のコメントも寄せられている。
画像は『yFunny 2021年8月16日付「Man Saved An Abandoned Pup That He Found Living In A Shoe」(Image credits: goran.marinkovic.dzambo)』『InspireMore.com 2021年8月29日付「Man Finds Tiny Puppy Living In Shoe And Gives Him Beautiful New Life.」(Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)