結合している血管の分離に続いて骨の分離を行った。その後、医師たちは2つのチームに分かれて、それぞれの女児の頭蓋骨の再建と皮膚の縫合を行ったという。
同センターの形成外科部長であるエルダッド・シルバーステイン氏(Eldad Silberstein)は、現地メディアに対し「彼女たちは順調に回復しています。呼吸や食事も自力で行っています」とコメントしている。
また英グレート・オーモンド・ストリート病院の小児神経外科医であるヌール・ウル・オウェイス・ジーラニ医師(Noor Ul Owase Jeelani)は「非常にうまくいきました。チーム全体でやり遂げたことを嬉しく思います。本当に素晴らしいチームで、一員として参加できて幸せです」と述べた。
生まれた時からお互いの後頭部が結合しており、常に背中合わせで過ごしてきた彼女たちは、この手術の後にようやくお互いの顔を見ることができたという。
ソロカ大学医療センターのシュロモ・コデッシュ院長(Shlomo Kodesh)は「この困難で複雑な症例に携わったすべての専門家のチームをとても誇りに思います。双子たちが完治し、ご家族みんなで元気に過ごせるよう願っています」と語っている。
画像は『The Mirror 2021年9月6日付「Conjoined twin sisters attached at head successfully separated after 12 hour operation」(Image: via REUTERS)(Image: Soroka Medical Centre)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)