4.6万件以上の「いいね」が寄せられ、ユーザーからは「なんと恐ろしい写真だ」「クレームを言いたいからどこの店舗か教えてくれる?」「可哀そうだし、こんなの間違っている」「これが猫だったらと想像してみてよ」と怒りや悲しみのコメントが相次いでいる。
大半はジャスティンさんの意見に賛同する声が寄せられているが、中には「見方を変えれば、この素晴らしい食べ物を多くの人が購入できる価格になっていると考えられるよ」「あなたがシーフードを食べないとしても、食べる人だっているんだ。そしてタコは美味しい」と反対の意見も見受けられた。
ジャスティンさんはツイートの中で“赤ちゃんのタコ”だと表現していたが、正確には成体のタコだったと訂正している。モリソンズの説明によると、英コーンウォール州でよく獲れる「Eledone cirrhosa」というタコの一種で、一般的なタコよりも小さく、1歳ほどで成体へと成長するがそのサイズは5~12センチほどだという。
イギリスに拠点を置く動物福祉財団「Conservative Animal Welfare Foundation」もモリソンズを批判しており、共同設立者の1人であるロレーヌ・プラットさん(Lorraine Platt)はこのように不快感を示した。
「これは身の回りの生き物に対して、私たちがいかに低い価値を置いているかを示しています。36ペンスではチョコレートバーすら買えません。」
「タコは高度な知的感覚を持つ動物であり、この画像を見ると胸が張り裂けそうです。包装されたタコの姿は哀れなほど悲しく、残忍です。」
なお多くの批判を浴びたモリソンズは「お客様のご要望に合わせて在庫管理を行うようにしていますが、毎回それが可能であるとは限りません。消費に適した食品を無駄にしないためにも、時には最終手段として非常に限られた数の商品のみを値下げして提供しております」とコメントしている。
画像は『LADbible 2021年8月6日付「Shoppers Furious At Octopus On Sale In Morrisons For 36p」(Credit: PA)』『Justin Wookey Webb 2021年8月4日付Twitter「36 pence for a dead baby octopus, one of the most amazing creatures to ever swim the seas」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)