誕生前に母親から受け取った女性ホルモンの影響で起こるという。つまり妊娠中にエストロゲンなどのレベルが高くなると、母親の胎盤から血流を通して胎児に運ばれる。そして誕生後は、赤ちゃんの身体に残った女性ホルモンが乳腺を刺激して乳汁が分泌されるというのだ。ただ魔乳は一時的なものなので何もせずに放っておくことが一番の対処法で、強く触ったり絞ったりすると乳腺を傷つけるためNGだという。
ヴァネッサさんは「母乳がいっぱいになると乳房が張って痛くなるでしょう。それと一緒でキーランも胸が痛かったのでしょうね。よく泣いていたわ。だからしばらくは温かい布を胸に当てて対処したのよ」と明かし、こうも語っている。
「当時5歳だったイザヤ(Isaiah)は、弟の乳房が普通と違うのを見て不思議に思い『ママ、キーランは自分のお乳を飲むことができるの?』と聞いてきたわ。私が母乳をあげているのを知っていたからでしょうね。」
「でもキーランが生後1か月半になると、それまでの胸のふくらみがなくなり、お乳も出なくなったの。本当にホッとして息子が健康でハッピーなことを嬉しく思ったわ。」
ちなみに魔乳についての知識が全くなかったヴァネッサさんは当初、息子の珍しい症状について家族の一部にしか話をしていなかったというが、「これをきっかけに多くの人に魔乳について知ってもらいたいわ!」と述べている。
画像は『Mirror 2021年7月18日付「‘My baby boy developed breasts and began leaking milk when he was week old’」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)