ディグビーが現れるとすぐに振り返ってその姿を確認し微笑んだのだ。
それからしばらくディグビーが消防隊の一員であることやそこでの役割について、女性とマットさんの間で会話が続いたという。そしてマットさんが「手すりの外からこちら側に来て、ディグビーと触れ合ってみないかい?」と声をかけると、女性は「そうします」と笑顔で答え、手すりの外から戻ってきたそうだ。
この時点で午後3時を回っており、約4時間も女性の説得を続けていたことになる。頑として説得を拒み続けていた女性に対し、もう為す術はないのかと諦めていた状況から一瞬で女性を救ったディグビーの活躍ぶりに、ネット上は大きく沸き絶賛の声が相次いだ。
「ディグビーは素晴らしいヒーローだね」
「素敵な話だ。こうした状況の時には必ず犬を連れて行くべき」
「ディグビーはこのような状況を専門に担当する仕事をした方がいいね」
「このアイディアを思いついた人も最高だ」
セラピー犬トレーナーの資格を持つヘイリー・バーグランドさん(Haylee Bergland)は、セラピー犬の活躍についてこのように明かした。
「セラピー犬は、危機に瀕している人と手を差し伸べる人の間で会話を生み出すきっかけとなる存在であり、今回ディグビーはまさにこの役割を果たしました。」
「セラピー犬は被災者やケアを受けている最中の人にとって偏見を持たず、会話を強制する必要もない、ただ静かに一緒にいることができる存在なのです。」
ちなみにディグビーによって救出された女性は現在、メンタルヘルス専門家のケアを受けているという。
Hero dog Digby 😍
The therapy dog helped a young woman who was thinking of taking her own life. On #BBCBreakfast handler Matt Goodman explains what happened ⤵️https://t.co/kHtV9OM29h pic.twitter.com/IdQn5U4XKP
— BBC Breakfast (@BBCBreakfast) June 17, 2021
画像は『Devon and Somerset Fire and Rescue Service 2021年6月16日付Facebook「This is Digby.」、2021年6月18日付Facebook「Thank you Digby」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)