体重は標準より20ポンド(約9キロ)も少なかった。
その後、男児は警察に「自宅で足首を縛られ、ドアに逆さ吊りにされていた。継父に木製のほうきや孫の手で叩かれ、拳で殴られた」と虐待されていたことを明かした。
オーランド警察のエリン・ローラーさん(Erin Lawler)は、調査の内容を次のように公表している。
「明らかに虐待で、拷問も同然です。両親は普段から男児に食事を与えておらず、過剰な運動を強要していました。30分間プランク(体幹を鍛えるポーズ)の状態を男児に課して、できなければお仕置きをするというものでした。また逆立ちができなかったので、男児の足首を縛り逆さ吊りにさせたというのです。」
男児は「虐待はクリスマス頃から始まった」と話したが、ケガの状態からして以前から虐待されていた可能性が高いと警察は推測している。さらに男児は「サンタが僕にお仕置きした方がいいって言ったんだ」とも明かしたという。
これらの虐待が判明し、継父のティモシー・ウィルソン2世(Timothy Wilson II、34)は第3級の児童虐待で逮捕された。また母親のクリスティン・スワン(Kristen Swann)は、ティモシーによる虐待を黙認していたことにより育児放棄の容疑で逮捕された。一緒に生活していた4歳の子供も、11歳の男児と一緒に保護されたそうだ。
このニュースを見た人々からは「店員の機転の利かせ方が素晴らしい」「この店員は表彰されるべきだね。男の子が虐待から逃れることができて本当によかった」「『自分には関係ない』と思う人もいるだろうけど、このスタッフのような人がこの世界には必要だ」と称賛の声があがっている。
画像は『FOX 35 Orlando 2021年1月15日付「‘It was torture’ Police describe abuse boy endured before being rescued by Orlando server」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)