住民たちを困惑させた。
そんな住民の一人、クレア・ピゴットさん(Claire Pigott)は「家の庭もタンブルウィードで全て覆われてしまいました。どんどん積み重なって、一番高いところで4メートルにまで到達しています。飼い犬もどこにいるのか見えない状態でしたし、玄関を開けると山のように枯草があって。もうどこから片付けたらいいのか分かりません」と被害状況を明かした。
長年この地域に住むナオミ・ガウシィさん(Naomi Gauci)も「15年ここに住んでいますが、こういった出来事は初めてですね。どこを見てもタンブルウィードだらけで、頭がおかしくなりそうですよ」と嘆く。片付けに取り組む住民もいたが、かさばる枯草でゴミ箱はすぐに一杯になってしまい、お手上げ状態だという。
地元メディアによると、このタンブルウィードは近くにある放牧場から運ばれ、しっかりと管理されていなかったことから今回の被害をもたらしてしまったのではないかということだ。
タンブルウィードのもととなる植物は地域により様々で、多く種類が掛け合わされることにより直径2メートルの大きさになることもあるそうだ。過去には米カリフォルニア州で大量のタンブルウィードが押し寄せたことが報じられており、交通事故の原因になったケースも発生していた。
画像は『AccuWeather 2020年12月9日付「Extreme weather leaves Australian suburb covered in ‘hairy panic’」(Photo/7News Australia)』『ABC7 News 2020年12月8日付「Australian tumbleweeds swamp neighborhood during wind storm: ‘It’s completely taken over our back yard’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)