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12月初旬にオーストラリアを襲った暴風は、どこからか大量のタンブルウィードを運び込んできた。家や道路などがタンブルウィードで覆い尽くされ、家から出られなくなるほど高く積もったケースも報告されている。片付けてもきりのない膨大な量に住民らはお手上げ状態のようだ。『ABC7 News』などが伝えている。
今月5日に暴風が発生した豪ビクトリア州メルボルン郊外のヒルサイドでは、走行中のトラックが横転するほどの猛烈な風で最大瞬間風速が30.5m/s(110km/h)に到達する恐れがあると警報が出ていた。
実際の最大風速は熱帯低気圧なみ(17.2m/s未満)だったが、ビクトリア州の緊急通報サービスには倒木や家屋への被害など約7時間で200件以上の通報が寄せられた。しかし被害はこれだけではなく、玄関のドアを覆ってしまうほど大量のタンブルウィードで家から出られなくなってしまう事態も発生した。
西部劇でよく見かけるタンブルウィードは「回転草」とも呼ばれ、形成する植物は年間を通して根を張って成長するが、枯れると風によって根元から折れて地面を転がって丸くなる。実際には転がりながら種をまき散らして繁殖しており、フワフワとした見た目からは想像し難いが乾燥して硬いという。
昼頃に強くなった風はどこからか枯草を巻き上げ、大量のタンブルウィードをヒルサイドに運び込んだ。夜にかけて風は次第に強くなり、家の周りや庭、道路などを覆い尽くしてしまい、