そんな中でも自身のSNSを通じて“Black Lives Matter”ムーブメントや大統領選挙などについて活発に発言、ラッパーとしての枠にとらわれることなく様々な分野で人々の声を代弁し拡散した。このたびの受賞スピーチでは、とりわけ若いファンに向けて夢を持つこと、そしてその実現のために努力することの大切さを説いた。
「人生とは自分の夢を実現するためにあるもの。でも、それが突然空から降ってくるなんて思っていてはダメ。夢を実現させるには、努力をしなければいけない。野心を持って、人脈を築いて、スキルも磨くこと。周囲の批判も受け止められるようでないといけない。」
そうアドバイスしたカーディは、そのような姿勢を持ち続けていけば、きっと「あなたの夢にも希望が見えるはず」とポジティブにスピーチを締めくくった。
実際、今年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」にカーディ・Bが選ばれたことが発表された途端、アンチから「受賞はふさわしくない」との声が多数寄せられてしまったカーディだったが、そんな時でも
「アタシはアメリカの象徴」
「アタシこそ、『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』だ」
とアンチからの“雑音”を完全にシャットアウトし、受賞の喜びに浸っていた。
このように日頃からバッシングに晒されることが少なくないカーディだが、そんな時でも自信を失うことなく努力を続け、常にパワフルに前進を続ける姿は、若いファンに大きな勇気と希望を与えたことだろう。
画像は『Cardi B 2020年12月2日付Instagram「Thank you @billboard!」』『Billboard 2020年12月10日付Instagram「Breonna Taylor’s mother, @tamikalpalmer, presents @iamcardib with the Woman of the Year Award at #BBWomenInMusic:」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)