「2年間のうちの大半は、太陽を見ることさえなかったよ。日が昇る頃にベッドに入って、日が沈んだ頃に起きる。これが僕の通常スケジュールだったんだ。」
と続けた。「バックストリート・ボーイズ」のツアー真っ只中にもこうしたライフスタイルを続けていたA.J.、時には酩酊状態でステージに立つこともあったそうで、そんな彼の変化をバンドメンバーや家族も敏感に察知したようだ。アルコールの匂いをプンプンさせて帰宅しては、妻ロシェルさんと口論を繰り広げる日々。そんな暗い闇の中にいた彼を更生の道に導いたのは、3歳の次女リリクちゃんによるこんな一言だった。
「ダディの匂いじゃない。」
率直に拒否感を露わにする我が娘の言葉にハッとさせられたA.J.は、
「あのとき目が覚めたんだ。僕にとって、実の娘に『父親の匂いじゃない』って言われることほどどん底なことはないからね。」
と当時の心境を明かしている。
そんなA.J.はこの10か月、アルコールやドラッグもきっぱり断っているとのこと。現在は人気ダンス番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』で、毎週華麗なダンスムーブを披露しお茶の間に新たな魅力を届けている。自身のInstagramでは、毎週声援をおくってくれる妻や娘達の様子をアップするとともに、長年自分に寄り添いサポートし続けてくれるファンに対しても
「いつも応援してくれて、そして僕の人生を愛情溢れるものしてくれてありがとう!!!」
と感謝の気持ちを綴っている。このコメントには、バンドメンバーのニック・カーターをはじめ多数のファンが「いいね!」を付けており、依存症克服に向けてA.J.が多くの人々に支えられていることがうかがわれた。
画像2、3枚目は『AJ McLean 2020年9月2日付Instagram「So excited for this new journey to begin.」、2020年9月14日付Instagram「Knowing I have this support system cheering me on from home means the world.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)