4万2千個が回収されたそうだ。
ロッカビーに住むモーベン・スミスさんは2019年12月、生後10か月の我が子に「ハインツ」の瓶詰ベビーフードを与えていた際、瓶の中に光るものを見つけたため取り出したという。モーベンさんは当時のことを「とてもショックで、気分が悪くなった」と明かしている。さらにロッチデールに住む生後9か月の娘を持つ母親も、ベビーフードの瓶の中から金属片を発見したという。
「Tesco」ロッカビー支店の防犯カメラでは、2019年11月29日にライトが細工したベビーフードの瓶を棚に置いた後、妻へ贈るワインと花束に加え、新たなベビーフードの瓶を買う姿が映っていた。警察は脅迫メールや手紙などの証拠からライトを追跡、自宅を捜査した結果、パソコンから金属片の入った瓶詰ベビーフードの写真や脅迫メールの証拠を発見した。
今回の事件では英国全土で100人以上の警察官が配置され、2年にわたる国内最大規模の捜査が行われた。ライトに罠を仕掛けるため、刑事が「Tesco」の従業員サム・スコットという人物になりすまして仮想通貨で10万ポンド(約1380万円)を支払ったが、今年2月25日にライトが逮捕された後、10万ポンドは全額回収されている。
ライトへの判決は9月28日に下される予定だ。なお精神鑑定書の報告を求められており、長期の拘留に直面すると見られている。
画像は『Metro 2020年8月20日付「Sheep farmer placed metal shards inside jars of baby food at Tesco」(Picture: SWNS)(Picture: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)